石橋を叩き割る

【石橋を 一度叩けば よいものを なおも叩いて 石も割らるる】
私ゃこういう人間なんですよ。「石橋を叩いてわたる」なんてことわざがございますが、一度叩いただけじゃどうにも不安なんですね。念のためもう一度、いやもう一度、いやもう一度…、叩きまくって橋が割れるてなもんです。
今日ですがね、授業が休講だったんですよ。前の授業でも先生が来週は休講だ、との仰せだったんですよ。されど、掲示板には休講の張り出しが出ておらぬのですな。ここでですね、私みたいな人間は逡巡するんですよ。
「休講ちゅうて言いよっちゃったそに掲示板へ紙が出ちょらんのう、もしかしてあるんじゃろうか。へじゃけど本人様が授業で言うちゃったそじゃけえのう。どねーなんじゃろうか。」
で、結局教室へ行くわけですね。案の定誰も来んですよ。余計な運動だとは分かっているんですよ。しかしね、そうせずにはおられんそういう人間になってしまっておるのですわな。