久しぶりにゲーム論を

傾けてみましょうか。本来うちのサイトはこういうことを言う場ではないのですが、ここが個人サイトのタチの悪いところで、書きたくなったら書くんですね。ええ。
私のテレビゲーム歴も17年ほどになりますが、当時はもちろんファミリーコンピューターですね。3歳の頃ですからほとんど覚えておりませんがマリオやスパルタンX五目並べなんかやっていたそうですね。
つまり世代としてはファミコン後期からスーパーファミコン初期というところであります。それでスーパーファミコンの対抗としてNECが出したのがPCエンジンですね。これは友達の家でやりました。ソフトがカード式でカチャッとはめるんですね。その次がプレイステーションセガサターン、一歩下がって任天堂64がありました。
それでまあ、うじゃうじゃして今に至るわけですが、我々の世代は今書いたように8ビットから128ビットまでそれなりに変遷をたどってきたわけです。ですから基準はファミコンなんですね。それがですね、今はまたえらい大層なゲーム機が出ております。
すると、今の子供ってのは最初っからもう高品質高画質のゲームをやっていると。地下鉄の中でPSPなんか小学生みたいなのがやっていますよ。これも画質はいいですからね。で、すなわち基準がそれだけ完成されたものになってしまっているんですね。
そういうのを考えますと、なんやら可哀想じゃな、と思いますいね。別にゲーム機に限りませんが、新しいものを見て目を輝かす、驚く、たまげるという体験というか、そういうものが今の子供にほとんど出てこんのじゃないか、なんて思います。単純な感動ってのはまたいいものなんですがね。