千秋楽

終わり二番が両方とも変化でしたね。
まず最初の横綱・千代大海戦。さすがにですね、横綱があの取組はいかんでしょうよ。なんといっても千秋楽で、優勝決定戦がかかった一番ですよ。そういうところではたきこみというのは、どうもね。
で、優勝決定戦。柏鵬のあれでしたが、私個人としてはいいんじゃないかと思います。格下に向かってそういうことをしたわけでなく、格上の横綱に対しての手ですし、その前に横綱が同じような手で勝ったわけですしね。下の者が上の力士に対してこういう手を使う、これは悪いことではないと思います。
それで、これは優勝決定戦ではなく、横綱の取組を見て思ったのですが、相撲というのは一つのスポーツであると同時に日本の国技なんですね。もっといえば、歌舞伎なんかと同じ伝統芸能。そういうところがあるために横綱の特異性が取りざたされるんですわね。横綱に一度なったらもう落ちることはないというのも伝統的な地位だからです。
話がまとまらんようなってきました。とにかく横綱には横綱としての礼儀と貫禄が必要であると言いたいわけですが、そういうことです。