小さん襲名披露興行

いってきましたよ、南座。「六代目柳家小さん襲名披露興行」
やはり行くものですね。開場を南座の前で待ってましたらですね、私の横で誰か写真を撮ってるんですね。見たらなんと三遊亭円歌師匠ですよ。ファンの方と写真を撮っていらっしゃる。お召し物はスーツで、黄色い色眼鏡を掛けてらして。なんといっても憧れの円歌さんですからね、もう、何か震えが来たりなんかしましたですよ。来た甲斐があったな、なんて会が始まる前から思ったり。
会が始まりまして、今日高座に上がられたのは順に、鈴々舎馬るこ、鈴々舎風車、桂小米朝(米朝の倅)、鈴々舎馬風桂三枝柳家花緑、憧れの三遊亭円歌三遊亭小円歌、六代目柳家小さん、でありました。
ご覧のように江戸と上方と両方から噺家さんが出られていますので、上方落語も聴いたわけです。小米朝はそんなでもありませんでしたが、三枝の落語はようございましたね。面白かったですよ。
しかしなんといってもよかったのは円歌・小円歌の師弟。円歌さんはいつもの「中沢家の人々」でね、笑わせてくれました。いいですね本当に。小円歌さんも三味線漫談ですけどね、どことなく色気がある。「奴さん」なんか踊られましたけれども、いいなあ、ってね。
6300円はちょいと痛うございましたが、それを補って十分余りある落語会でございました。