無洗米

お米を研ぐ手もかじかむ、そういう季節になってまいりました。
コンクリート長屋の水道というものは一旦屋根の上のタンクに水をためまして、そこから各部屋の水道に水が分かれるわけですね。ですから夏場はタンクの中でためられている間に暖められてなんともぬるい水が出てまいります。それが冬になると今度はえらく冷たくなる。そういうお水で米を研ぐと本当に手の感覚がなくなってまいります。
そこで、無洗米というのを導入してみました。これ自体は皆さんご存知のように前々からございますが私は買うのは初めて。「米は研ぐもんじゃ」の信念のもと、手を出さずにおりましたが、先日気まぐれで買って、炊いて食べてみました。どんなものかと気負って食べましたが、味は別段普通のお米と変わりませんね。これならとがなくていい分、普通のお米よりいいかもしれません。コンクリート長屋の狭い流しではお米を研ぐのもやはりやりにくいですし。
もっとも、これから先も使うかは、これまた別問題ではございますが。