石坂洋次郎

しばらく読んでおります。戦前から大体昭和30年代くらいの作品を読んでおりますが、青春小説ですわな。恋愛ものといっていいのかは分からんですが、青いです。
さて、小説の舞台は前述したように昭和の前半部。書かれたのもその時代です。恋愛なんてのも綺麗にかかれてますよ。本当はここで実際のそれとの比較なんぞしたいんではございますが、なにぶんにも私になんの経験もないもので、20年と少々ずっと独りですからね、寂しいやら情けないやら。
私のことは置いといてですね、きれいに書いてあります。あれが理想なのか、ただの幻想なのかあたしにゃわかりません。いろいろ考えるんですよ。わたしもね。ですがね、考えて分かることじゃあないですわな。
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
解釈は違いますが、そんなところです。