必殺仕事人

必殺仕事人がありましたですね。最初に評価を下しますと、65点くらいでしょうか。合格ラインを60点として、まあ及第点というところ。
まず、東山の二枚目と三枚目の使い分けがまだ甘いですね。中村主水と重ね合わせよう、というやり方は悪くないですが、藤田まことに飲まれてしまった感じがします。ムコ殿ぶりもまだ甘い。
また、全体的に時代劇というものに対して気負った感じがします。つまり演技のしすぎ、役の作りすぎが目立つんです。確かに時代劇は少し大袈裟にやった程度がいいというのはあります。しかし、あれは作りすぎだわなあ。特に役者の名前は忘れたけども、絵描きね。あの喋り方は悪いですね。
あと、カラク人形遣いがいましたでしょ。あれが仕事人というのが話の筋から見えてこない。最後の仕掛けの段になってやっと分かるという次第。もうちょっと伏線を張るなりできようと思います。
それにしても、みんな年をとったものです。藤田まこと菅井きんもそうですが、白木万理が老けましたねぇ。うん。
最後に言いたいことがありまして、中村主水は死んだはずなんですが・・・。映画版で、必殺の最終話ということで、「主水死す!」というのが作られたんですよ。爆死したんです。それをご都合主義で出すってのはなあ、と思ってしまうんですよ。
こんなところ。