ジャズ小唄

そういう歌謡ジャンルがかつてわが国にございました。エノケンだとか二村定一なんかが歌った頃ですね。曲名でいうと、「洒落男」「君恋し」などというのがでてまいります。
和製ジャズとでも申しますか、そもそも戦前のその頃はジャズといっても皆さんご存知のところであります、黒人のなんたらではないんですね。洋楽の「ポピュラー音楽=ジャズ」という図式。シャンソンもハワイアンでさえもジャズといったんですね。
東京ラプソディーあたりもそういったものの影響を受けておりまして、ええ。いいですね、軽快で明るくて。いかにも青春というそういう音楽。そういうのとかダイナといったジャズなんか聞くと私でも体が動くくらいですからね、そういうものらしいわけです。
川柳さんの落語「ジャズ息子」もそういった落語ですしね。