映画

落語野郎シリーズ

どうもお久しぶりです。年明けのご挨拶からもう2月の末でございまして、だいぶ間が空きましたですね。やっと大学が春休みになりまして少しばかり余裕がある、ということもないのですがこちらだけの更新を。 昨日から落語野郎シリーズを見ております。「落語…

元禄忠臣蔵

少しづつ見ています。まとまった時間が取れりゃいいんですが、本職の学業が忙しくてどうにも相済みませんことでございます。 この作品は戦中に作られたものでありまして、最初のタイトルの後に「情報局なんたら作品」と思わず最敬礼をしたくなるような文言が…

女人哀愁

入江たか子主演、昭和12年のPCL・入江プロ作品です。例の京都府文化博物館で見まして、いいですね。400円で一本見られるわけですから。 結婚をテーマに作られた作品でありまして、見合い、恋愛それからの結婚生活、人間はいかに生きていくべきや、といったと…

フィルム復元

すいません、どうも。ほったらかしにしてしまいまして。いろいろと忙しいもので、ひとつお願いします。 さて、祇園祭という映画があります。中村錦之助主演です。そのフィルムは現在京都府が保管しているのですが、今度きれいに復元するんだそうです。あれな…

若大将

滞ってますな。いかんですよ、夏休みじゃ言うのに。ええ。 さて、大学の若大将、先日の放送を録画して少しずつ見ております。いかんねえ。いや、別に内容にケチを付けようというんじゃありません。あのですね、わたしも大学生ですが、こういうのをみるとなん…

日本のいちばん長い日

敗戦記念日の深夜にBS2で放送されたものです。 時は昭和20年8月15日、終戦への処理のため奔走する内閣。そして戦争を終わらせまいとする陸軍将校ら。この両者の争いを描いた作品です。とくに敗戦を意味する玉音放送を録音したレコード盤の争奪戦は歴史劇とし…

当選!

本館の関所からリンクをさせてもらっている、?マツダ映画社さんの懸賞クイズに当たりました。 商品は写真の通りですが、いいものですよ。弁士は天下の松田春翠、ラインナップも雄呂血から放浪三昧から鞍馬天狗からと怱々たるものです。 しかも非売品。買えま…

雪之丞変化

久しぶりに三条の文化博物館へ行ってまいりました。学生は400円で一本映画の見られるあの文化博物館です。 今日の上映は林長二郎主演の「雪之丞変化」です。長二郎の一人三役が見られる作品です。で、三役のうち二役までが女形・女役でして、うまいもんです…

必殺

某所より必殺シリーズ劇場版のDVDボックスを借りてまいりまして、見ております。これは必殺仕事人からのお話ですね。 まだ中村主水が主役になる前の「必殺仕置人」は見ているのですが、仕事人は未見でありました。勉強不足ですね。で、見ているわけですが…

座頭市

日曜ロードショーです。前に本館でレビューを書いてからもう1年以上経ってるんですね。あの時も日曜ロードショーでした。早いものです。 さて2度目のたけし座頭市ですが、だいぶ粗が見えますね。1年半たって私の目はよりいやらしくなってしまっているようで…

青い山脈

日活の吉永小百合版です。 なかなかようございますな。日活お得意の青春映画。私自体あまり青春々々してませんですからね―そりゃ今からすればいいんですが―こういう作品を見るとなんやら考えさせられます。 舞台は昭和三十云年でしょうね、戦後十何年といっ…

早乙女主水之介

最後の立ち回りシーンだけ見ておりました。やはり上手いですね。太刀筋が綺麗でありまして、体の動きも太刀筋と乖離しておりません。 それにしても演技がオーバーですよ。自然とは言いがたいですいね。ですが、この演技が滑稽にならず、説得力を持たせること…

漫才提灯

見ました。主演はミヤコ蝶々、脇に南都雄二、秋田AスケBスケなど吉本興業総出演の作品です。 作品としては軽いつくりの喜劇でありまして、3本立ての一発目にぶつけるようなそんな感じです。たいしたストーリーがあるわけでなし。ひとえに吉本の芸人がやって…

大阪物語

溝口健二作品です。主演は二代目中村鴈治郎。 テーマとしては、お金の持つ魔力でしょうか。守銭奴という言葉がよく会う作品です。 この作品、中村玉緒が出ているのですが、あのお嬢さんが何をどうするとこうなってしまうんでしょうね。時の経過は確実に起こ…

再見・社長洋行記

というわけで、社長洋行記を。 ええですな。よございますよ。あれですね、こういうとあれなのかもしれませんが、社長シリーズの森繁久彌というのは、ひとつの理想ですいね。いわゆる「紳士」ではありながら、そういう方面はそうであるという。 理想は理想と…

勢揃い関八州

勢揃い関八州です。 京都テレビで放送されました。主役は片岡千恵蔵扮する国定忠治。 東映セミオールスター映画でありまして、スター級がボロボロ出ております。それでですね、出ましたですよ黒川弥太郎。やはりいい男です。かっこええですなあ。 平手御酒に…

小説吉田学校

DVD購入で見ました。吉田内閣の生涯が描かれております。内閣の生涯というのも変な日本語ですがそうなんです。 いいですよ。傑作ですよ。戦後政治の工作、駆け引き、もろもろ。よござんすよ。 この作品については近いうち観賞記で書きますのでお待ちください…

二人の用心棒

「関の弥太っぺ」ものです。KBC京都で7時からやっております。皆さん通でいらっしゃいますから弥太っぺといえばお分かりでしょうが、股旅物の代表作ですね。その中でも一匹狼の渡世人作品に分類されるものです。 こう見てますとね、子供が母親の実家の旅籠に…

テンポが速すぎるか?

先ほどやっていた、有頂天ホテルを見ました。三谷喜劇ですわね。存外楽しめました。楽しめましたが引っかかるものが無きにしも非ず。 まず序盤の台詞のテンポ、というか間が詰まりすぎている点です。一人が台詞を言い終わると待ってましたとばかりに矢継ぎ早…

水戸黄門 助さん格さん大暴れ

月形龍之介主演の水戸黄門、最終作です。監督は沢島忠、ひばり時代劇なんかをいっぱい撮られた方です。 作品としては、まあ駄作でしょうな。途中で見る気がしなくなりました。月形黄門の貫禄ある演技だけが救いでしたね。 ところで、月形水戸黄門シリーズは…

黒船

妙な映画ですね。ハリウッド製、昭和34年の作品です。 時は幕末の日本、総領事ハリスと唐人お吉のお話です。が、当時ですから役者さんがほとんど向こうの人なんですね。といっても西洋人(の見かけ)がやるのはハリスとその通訳の2人だけ。他は全部東洋人の皆…

 再見『鴛鴦歌合戦』

片岡千恵蔵主演のこの作品、当サイトでも紹介しましたが、やはりいいですね。最初この作品を見たのは中学生の頃でしたが、衝撃的でしたね。「こねーな作品があったんか」、と。それもトーキーが日本に入って間もないあの時代に。 締めは少し納得の行かぬとこ…

 朝に見る

皆さん映画を見られるでしょうが、どういう時、時間に見られますかね。私の場合は作品が古いですから、家でビデオなり何なりが多うございます。それでいつ見るかですが、一番いいのは朝なんですね。早朝の5時くらいがいいですね。。 4時か4時半頃に起きまし…

 小津を学ぶ

大学には色々な授業がございまして、芸術学というのもございます。その中でも色々分かれておるようですが、私が取っているのが映画論なんでしょうかね、小津安二郎作品の授業なのです。小津作品の特性とかそういうのを学ぶそうです。作品自体もいくつか見せ…

 祇園囃子

先ほど見ましたですよ。溝口健二監督・小暮実千代主演の作品です。舞台は京都祇園、舞妓さんのお話です。中身については明日あたり観賞記で書きます。 さて、私も今は京都に住んでおりますが、こういった京都が舞台の作品を見ますと、地名でなんとなくですが…

 スラバヤ殿下と…

先ほどテレビのチャンネルをちょろちょろ動かしよりましたら、ウィッキーさんが出ておりました。昔、何かのワイドショー(だったような?)で町を行く人になにやらインタビューをしておられたのを覚えております。 紹介はこれくらいにして、本題に入りましょう…